2010年01月30日

Check it up!

創作意欲が特にハイになることがあります。(唐突に^^)

特に超良質の竹素材やレアな素材が入手できると、眺めているだけでムラムラしてきます。
そうした特殊トップシリーズを “カムイ Kamuy” シリーズとして昨年製作する機会がありました。

このシリーズは今のところ不定期のワンオフ製作品ですのでWEBカタログに掲載してませんが、いくつかのパターンが揃ったところでシリーズ化したいと考えてます。

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2010年01月28日

Around grip

Tom Moran のロッドは、面を基準にしたテーパー精度が非常に高くて個人的に注目しています。

5_proto_seat.jpg

このシートスペーサーはモロに“スプリング・ラン”のコピーかもですが・・・(´д`;)

しかしこのスペーサー、非常によく考えられていて、試作用のショボ〜いコルクリングでもしっかりとリールを保持できるんです。


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2010年01月26日

Extensional fight

前回の続きで、今度は竿のお話しです。
イトウ、そしてブラウンの大型サイズともなるとそのヘビー級パワーは並ではないですから、ロッドにはエクステンション・バットがどうしても欲しいところだと思います。

そういう想いもあり、実はこの部分のデザインは早くから試行錯誤してました。
ウッドタイプがカッコいいしゴージャスでいいなと思うんですが、あまり長いと、しっかり付いている感じがイマイチのように思います。

グリップとのデザインバランスやスウィッチ的に左手を添えたいときの形状を考慮してかなりの試行錯誤(ボツ試作の膨大な数は自分でも笑ってしまうほどです)の末、現在WEBカタログに掲載しているエクステンション・バットを「十勝鱒竿」の標準デザインに決めました。

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2010年01月25日

Hucho perryi

stream.jpg

北海道と言えば”イトウ”は有名ですね。

今では養殖も盛んで各地の管理釣堀などでも出逢うことができますけど・・・
やはり野生のままのネイティヴのイトウ、という意識はこちらに移住した時から脳裏にある、私の憧れの魚です。

しかも、本流と湖とで狙うことが出来ますから・・・
十勝川にもかつては生息していて、1930年代になんと2mオーバー!が捕獲されているとのことです。

それと対象魚は変わりますが、私の工房から少し足を延ばせば、メジャーなところでロケットレインボーの屈斜路湖や阿寒湖などの湖も多くひかえていて、釣り場には事欠かない、
ナイス・ロケーションです(釣師として、冬の寒さと積雪にはこの際目をつぶることにします・笑)

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2010年01月07日

Node warrior

竹の曲がり直し

今日は少しカタい話をしてみます。
本当はここ十勝の大きなニジマスの釣りの話でもしたいのですが、いかんせん、現在は雪で閉ざされている世界・・
窓の外の雪景色でも眺めながら、まさに今やっている作業、竿創りの話でもさせていただこうかというワケです。

何かと言うと、竹片の曲げ伸ばし(ここではあえて“伸ばし”と言う表現を使います)についてです。バンブーロッド・ビルダーさんそれぞれによってその手段・方法やアプローチはそれぞれなんでしょうけど、「私の場合はこう考えてする」ということで、決して他の方法を否定したりするものではないことをまず最初に。みなさんの表現や手段は違えど、つまるところ目指すものは同じなのではないかという気がしていますから。

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2010年01月01日

Greetings!

あけましておめでとうございます。
北海道は十勝、川のほとりに工房を引越しして今年で10年。
活きの良いニジマスを相手に『十勝鱒竿』というロッドを製作してる橋本です。

factory.jpg
十勝は大きくて力強いニジマスの泳ぐ流れがあり、そのフィールドから生み出される実戦的なロッドを製作することを身上にしています。川とサカナからいろいろなことを教えてもらいながら、得たものを竿にフィードバックできたら、というワケです。
たぶん、私の工房は世界で一番小さい工房かもしれません・・・
ですがそこで日夜、丹精込めてロッドの製作をしています。

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